SSブログ

おくりびと [学ぶ]

         「おくりびと」 http://www.okuribito.jp/

2008y09m17d_204753371.jpg

 

東京ドームでの3連戦の3日目。

試合中継を観る気にもならず、映画を観にでかけた。

この選択は正解だったようだ。【><。】

 

お葬式というと思い出すのは、うちの母方の親族の間では

『泣けないお葬式』である!

古いお付き合いの方は覚えてるかな?

 

 

 

 そのときの記事


泣けないお葬式 前編(喪主編)  [今日の変な人]

出張の帰りに、危篤の叔父のお見舞いにいった。

そしたら、ちょうど亡くなった直後だった。

帰るに帰れない状況が、ここから始まった。

 

 

叔父は独身だったので、喪主は兄である伯父がやることになった。

頑固な80歳の伯父は、

「俺が全てやる」

と、宣言したので、伯母たちや甥っ子姪っ子は指示待ちの状態。

 

がしかし、司令塔が司令塔になってない[exclamation]

 

まず神主に連絡。伯父の手帳に書いてあった番号が違っていた。

伯父は「きよちゃんに電話で聞いてよ」と言う。

 

……?

それ、誰?有名?

 

伯父は、それが近所の人だと言うことを5分かけて、その場にいた人達に説明した…[あせあせ(飛び散る汗)]

なんとかそのきよちゃんのとこへ電話したら、

神主はまだ引退してなく、入院していたけど退院していて、例の神主が来ることとなった[exclamation×2]

 

このように司令塔に何か聞いても、答えに至るまでに紆余曲折があり、

結論が出るまでに、なが~~い時間がかかる。

段取りが決まっても、司令塔と側近の伯母が勝手に変更して、それを黙っているので、

当日は大混乱[がく~(落胆した顔)]

 

納棺を自分達でやることにしたと、司令塔が言い出した。

とりあえず来れる人10人で、司令塔の指示のもと遺体を納棺したが、

遺体は重いし、素人なので、ただ入れた!って状態。

愛用品も入れ忘れ、顔は曲がっちゃうし、衣装ものっけただけ。

偲ぶとか悲しいとかの感情は全くなく、司令塔以外の全員は、

「ふ~、疲れた~

お金ケチらないで業者にやってもらったほうがいいよ!

悲しめないよね。

死体遺棄してるみたいだよ」

とか

 

火葬場に行く車に乗れ切れない人が出るかもしれないと、

出棺1時間前に問題発生。

「タクシーで火葬場に行けば?」との提案もあったが、

手を挙げてタクシー拾って、

「あの霊柩車の後を追って下さい」って、頼むのもおかしいよ!

 

とか

 

10日祭(初七日)の引き出物を発注していないと、司令塔が言い出した

取り止めにする?

 

とか

 

納骨までの空いちゃう時間をどうする?

カラオケって言うのもへんよね。

忘年会やっちゃう?

 

…………

 

 

そんなこんなで、なんとか泣けない葬儀が終わった[たらーっ(汗)]

 

 

明日は、「後編(神主編)」です


 

 

↑ これ、思い出した?

 

いまだに、モリゾーシリーズの続きはないのか?って、

個人的に聞いてくる方もいらっしゃるんだけど、

残念ながら、会っていないのだ。

法事のときは、私もいとこたちも欠席してしまい、笑える内容だったか確認できてない。

ただ、生きている!

 

 

 

で、本題の「おくりびと」だけど、

おくりびととは、納棺師のこと。

決して素人が見よう見真似でやるようなことではない。

親戚にいて欲しかったと心から思う。

私もモックンに納棺して欲しいぞ!

モックンの所作がとても綺麗で美しい!

そして愛を感じる!

遺体を扱う仕事だけに、

モックンの妻役の広末が

「仕事を変わって欲しい」と言って実家に帰ってしまう気持ちも、

同級生の杉本哲太に、

「ましな仕事につけや」などと言われてしまうのもわかる気がする。

忌み嫌われる仕事の1つだが、

火葬場での仕事も、それ以上に嫌われやすい仕事だよなと改めて感じた。

でも、人は最期に必ずお世話になるのだ。

こんな納棺師のお仕事を実際におめにかかることがあったなら、

きっと、皆、この仕事の見方がかわるのではないか。

 

石の手紙のことが、伏線として描かれているが、

それがラストに涙をさそう。

全体を通して笑えて、ほろほろと涙の出る、

だけどなぜか清々しい余韻の残る映画だった。

とてもおススメ!!

 

 

 


nice!(11)  コメント(12) 
共通テーマ:映画

nice! 11

コメント 12

denn

過去記事のほうですが^^
他人事で聞いてる分には爆オモロイですぅ^^

オイラもあと二回ほどは喪主を務める予定なんで^^
参考にします^^


by denn (2008-09-22 13:09) 

こぎん

もっくん、いいよね~。
ジツにいい。
映画を観たら、また惚れ直しそう・・・でも、広末? さいあく。
代われるモンなら代わりたい・・・ 無理? ^^;
かなり年上の女房に台本変えないと・・・ 

伯父がヤバしの連絡もらって・・・数日、電話鳴ると、どきっとするけど、
出るとセールス・・・。それはそれで腹が立つ・・・

by こぎん (2008-09-22 18:38) 

あき坊

>法事のときは、私もいとこたちも欠席してしまい、笑える内容だったか確認できてない。

ぜひ知りたいですね!(^^;)

by あき坊 (2008-09-22 22:21) 

ドッペルゲンガー

これは絶対見に行くと思った。
そういえばオイラ、葬式とかにホントに縁がない。
よって所作など全く知らない。
「ココでくるっと回って逆立ちするんだよ」とか言われたら、本当にやるかも知れん。
by ドッペルゲンガー (2008-09-22 23:08) 

キキ

こんにちは。
実際のお葬式の身内側は忙しくて泣いている暇も無いっていうのが実情ですよね。決めることやなすべき仕事が多すぎて。
でもそこがいいのかも知れません、泣いてるばかりじゃやり切れませんから。
映画のほうは笑って泣いて、音楽も風景も綺麗で、なによりもっくんの所作が美しい~。
日本人としてあまり普段は意識しないお葬式の常識を知る意味でも、見たほうがいいですよね。本当におススメです。
by キキ (2008-09-23 09:28) 

みなみー

☆ミdennさん
親戚中で、まともでなかった葬式はモリゾー神主の場合だけです。
それだけに、逆に印象的!

あとは、生の弦楽四重奏の演奏で送ったっていうのもありました。
今は、都会では田舎のようなシバリがないので、いろいろなバリエーションがありますね。

☆ミこぎんさん
わかる、わかる!
電話を、ちょっと待っているような感じになってしまうところがあります。

でさ、妻役ってっておい!
そりゃー、ムリちゅうもんでしょ。
広末の甘ったるい演技が嫌いだけど、この映画の中では
存在自体が目立っていないので許せるよ。
それだけ、モックンと山崎勉とか、笹野さん吉行さんが光っているってことだけど。

☆ミあき坊さん
うんうん、知りたい!
残念ながら、なかなか集まるチャンスがなくて残念です~
できれば、モリゾーの出てくる葬式に参列した~い。他人のでも(^▽^;)

☆ミどっぺんさん
>これは絶対見に行くと思った。

なんで、そう思ったの???
次郎長三国志だろ!って思わなかった?

私は、高い喪服買っても、かる~く元が取れるほど参列する機会があります。
まあ、それはそれで哀しいことだけど。

バクテンする練習も必要だよ。
あとね~、「ご愁傷様です。」のあとにはね~、一発ギャグをかますんだよ。

☆ミキキさん
そーですね。
父の葬儀のときは、突然だったのですが、あっという間に終わったって感じがあります。
弔問客が途切れて落ち着く四十九日あとから、寂しさを実感しますね。

この映画の後味の爽やかさは心地よいです。
最後のほうに出てくる火葬場での笹野さんのセリフに救いを感じます。
ホント、おススメですね、これは!


by みなみー (2008-09-23 10:26) 

柴犬陸

「おくりびと」、反響が多いとか。
確かに、東京ドーム3連戦よりも良かったでしょうね。(涙)
葬式って、必ず口うるさい親戚がいて、いろいろと指図するという印象があります。
それと、あとで疲れが出るという経験も。
個人的には無宗教がいいなぁ。
by 柴犬陸 (2008-09-23 13:46) 

engrid

もっくんは いつでもいいですね、実にいい
爽やかさの残る映画、その評にひかれます
見にでかけます、次郎長三国志もおもしろそう
by engrid (2008-09-24 17:55) 

twilightkuma

「おくるびと」いい映画でしたね。
死んでからのことはどうでもいいやと思っていましたが
あんな風に丁重に死装束を整えてくれるならやって欲しいものです。
もっくんもいいけど、どうせなら私は広末の方を希望かな(笑)
by twilightkuma (2008-09-24 22:24) 

みなみー

☆ミ柴犬陸さん
納棺師さんは、宗教問わずやってくれるそうです(^▽^;)
私が仕切った葬儀は、静かに平和に終わりました。
まあ、もうダメってわかって亡くなるまでに少し間があったので、
心にも段取りにも余裕が持てたからだと思いますが、
やはり疲れました~

ヤクルト戦2日目、引き分け試合を観てきました。
ラッキー・トラッキーと、ハイタッチしちゃいましたヽ(^◇^*)/
意外に大きくなかったです。(私がデカイとも言う)

☆ミengridさん
モックンは「しこふんじゃった」から役者として好きです!
シブガキ隊のときは、なんとも思わなかったけど。
良い映画でしたよ~ヽ(*^^*)ノ

☆ミ twilightkuma さん
女性の納棺師って、いらっしゃるんでしょうかね~
次へ行く門出らしいですからね、死は。
パリっとして旅立たないといけませんね(*^^*)
by みなみー (2008-09-25 10:58) 

チヨロギ

こんばんは! ブログへのご訪問、ありがとうございました。
この映画、ぜひ観たいと思っているのですが、
唯一ヒロスエが引っかかって・・・( ̄ー ̄;
でも、こちらのレビューを読ませていただいたら、
「モッくん見たい!」の気持ちが勝ちそうですv

お葬式ではないですが、最近法事でお墓をあけるのに立ち会いました。
墓掘りというのも忌み嫌われる職業でしょうけれど、
お墓がある以上、なくてはならない存在なんですよね。
by チヨロギ (2008-10-01 01:04) 

みなみー

こちらこそ、ありがとうございますo(*^▽^*)o

広末は、ネックになりますよね~
この映画に関してはあまり存在感がないので我慢できるかと思います。

死にまつわる仕事って、誰でも嫌な仕事ですもんね~
特にお年寄りは、昔の階級社会のなごりなんかもあるからなんでしょうけど。
by みなみー (2008-10-02 09:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

9月15日♯さん ♭さん ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。